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100%合格する!消防士(消防官)志望動機の書き方&例文

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この記事は約 12 分で読めます。

消防官の志望動機

消防士の志望動機の書き方がわからず、悩んでいませんか?

書類選考、面接の際にかならず問われる志望動機。採用担当者を納得させる動機がなければ、内定をもらうことは難しいでしょう。

では、一体、どんな志望動機を書けば合格できるのでしょうか。当記事では、例文をいくつか紹介しながら、魅力的な志望動機の書き方を解説しています。

また、当てはめるだけで誰でも簡単に書ける「文章構成テンプレート」も載せました。どうしても書けないとお悩みの方は、参考にしてみてください。

記事の目次

  • 1 まずは志望動機の例文に触れよう!
  • 2 志望動機をつくる方法
  • 3 ①自分だけの志望理由を考える!
    • 3.1 (1)「5W1H」で考える
    • 3.2 (2)体験談を盛り込む
  • 4 ②やりたい仕事をリスト化する
      • 4.0.1 ◎リストアップ例
      • 4.0.2 ◎参考
  • 5 ③志望動機を文章にする
    • 5.1 志望動機のテンプレート
      • 5.1.1 (1)結論
      • 5.1.2 (2)理由&具体例
      • 5.1.3 (3)まとめ(結論)
  • 6 地元以外の地域を志望するケース
  • 7 まとめ

まずは志望動機の例文に触れよう!

ホース訓練

細かい解説をする前に、例文を3つ紹介します。まずは以下の例文を読んで、採用担当者を納得させる志望動機のイメージを掴みましょう。

【例文 ①】

私が消防士を志望する理由は、仕事を通じて、生まれ育った●●●市の安全を守り、市民の皆さんが安心して暮らせる街づくりに貢献したいからです。

小学生の頃、近所に住む同級生の家が火災に遭いました。友人が心配で、恐る恐る現場を見に行ったところ、消防隊の方たちが手際よく消火活動をしている姿を目にしました。

消防隊の迅速な対応の甲斐あって、延焼することなく、逃げ遅れていたおばあさんも救助され、友人家族は全員無事でした。皆が助かったことに安堵し、喜び合う友人一家の姿を見ていたら、私も感動して涙を流していました。

そのとき、人の命や財産を守る消防の仕事の素晴らしさ、消火・救助活動にあたる隊員の勇気や責任感に心を打たれました。私も消防士の一員になって、困った人に安心を与えられる存在になりたい、生まれ育った●●●市の皆さんを火災から守りたいと強く思い、志望しました。

【例文 ②】

私が消防士を志望する理由は、地元●●●市の皆さん、家族、友人を守ることができる存在になりたいからです。

2011年3月、東日本大震災が発生。私は少しでも被災者の方たちの役に立ちたいと思い、学校の夏休みを利用して現地でボランティア活動に参加しました。最初は、逆に足手まといになりはしないかと心配しました。 また、目を覆いたくなるような辛い現実も目の当たりにしました。

しかし、ボランティア活動を通し、被害者の方たちが少しずつ笑顔を取り戻していく姿を見て、改めて「人の役に立つ仕事がしたい」と考えるようになりました。そして、火災や災害から人々を守る仕事をしたいと強く思い、消防士を志すようになりました。

中学・高校・大学と10年間ラグビーに励んできたため、体力と精神力には自信があります。その経験を活かし、誰もが安心して暮らせる地域づくりに向けて努力したいと考えております。

【例文 ③】

私が消防士を志望する理由は、人々が安全・安心に暮らせる明るい社会を実現したいからです。

私が消防に興味を持ち始めた一番のきっかけに、叔父の影響があります。消防士として、自らの職業に誇りを持ち、生き生きと仕事をしている叔父を見て、いつしか私も消防の世界に憧れを持つようになりました。

中学では地元の消防署の協力を得て「職業体験」に参加したり、高校では消防の仕事に関するレポートを書いたりもしました。

消防に関するさまざま本や資料、ドキュメンタリー映像を見る中で、時に目を覆いたくなるような悲惨な場面もありました。しかし、だからこそ、消防士になって火災や災害から人々を助けたいと強く思うようになりました。

6年間続けてきた「柔道」で培った体力を活かし、●●●市に暮らす人々の安全を守りたいと考えております。

志望動機をつくる方法

志望動機は、採用側が「消防の仕事にどれだけ熱意を持っているのか?」「仕事の中身についてしっかりと理解しているのか?」「どのように貢献したいのか?」といった点を探るためのものです。

以上の点を踏まえ、説得力のある回答をつくるための具体的な方法をお伝えしていきます。

  • STEP1.「自分だけの志望理由を考える」
  • STEP2.「やりたい仕事をリスト化する」
  • STEP3.「志望動機を文章にする」

上記3つのステップを踏むことで、本気度の伝わる志望動機をつくることができます。それでは、順番に1つずつ詳しく見ていきましょう。

①自分だけの志望理由を考える!

消防士になりたい理由

志望動機には、決められた答えや評価基準がはっきりとありません。そこで大切なのが、自分の想いを、自分の言葉で伝えること。

なぜ、自分は消防士になりたいのか。その理由を徹底的に分析してみましょう。そうすることで、自分らしいオリジナルの回答を見つけることができます。

以下で、分析する際に役立つ具体的な方法をいくつか紹介します。ぜひ実践してみてください。

(1)「5W1H」で考える

説得力のある志望動機をつくるには、どうしても消防士でなければいけない理由を示す必要があります。考えをまとめる際は、「5W1H」で情報を整理してから回答をつくるのがおすすめです。

①What→志望動機は何ですか?
例)地元●●●市の安全を守り、市民が安心して暮らせる街づくりに貢献したいから
②Who→ 誰かきっかけになった人はいますか?
例)親戚のおじさんが消防士をしていて憧れを持った
③When→ いつそう思うようになりましたか?
例)中学生のとき自宅が火事になり、消火活動をする消防士の姿を見たとき
④Where→ どこでそう思うようになりましたか?
例)小学生の頃、通学路にあった消防署(トレーニング風景を目にした)
⑤Why→ なぜ数ある職の中で消防士なのですか?
例)地域に住む人々を火災や災害から守りたいから
⑥How→ どのように自分の強みを消防士の仕事に活かしますか?
6年間続けてきたサッカーで培った「体力」「忍耐」「チームワーク」を活かしたい

書き出した6つの内容を並べ、それらを組み合わせて1つの文章にまとめていきます。

そのとき、前後の文脈が繋がらない場合は、無理して全部を使う必要はありません。必要な要素だけを抜き出して、特にアピールしたい部分や不足部分があれば、さらにくわしく肉付けしていくとよいでしょう。

(2)体験談を盛り込む

「自分だけの志望理由」とは、簡単にいえば「体験談」のこと。以下、志望動機の「良い例」と「悪い例」になります。まずは、2つの例文を読み比べてください。

【悪い例】
私は、中学時代から消防の仕事に興味を持っていました。地域の住民を火災から守り、予防活動に取り組み、人々が安心・安全に暮らせる明るい社会を実現したく、志望しました。

上記のような文章は、誰にでも書けてしまいます。これでは、たくさんの志望動機に目を通している採用担当者の心には響かないでしょう。

【良い例】
中学時代、自宅が火事に遭った経験があります。その時、駆けつけた消防官の仕事の素晴らしさに心を打たれました。あのとき私が助けてもらったように、災害で困った人々を助けたいと思い、志望しました。

こちらの文章は、実際に自宅が火事になった経験をもつ人にしか書けません。自身の具体的な体験が基になっているので、担当者の目にも留まりやすいです。

とはいっても、自宅が火事になった経験のある人は稀だと思います。しかし、自分しか体験したことのない経験は探せば誰にでもあるものです。

その体験こそが、説得力のある「自分にしか書けない動機」に変わるのです。

②やりたい仕事をリスト化する

チェックリスト

「自分だけの志望理由」を考え終えたら、次にやりたい仕事をリストアップしていきます。

まずは、消防の幅広い仕事内容を把握し、その中から自分が最も興味のある仕事を考えます。そして、惹かれた理由とともにリスト化して、優先順位をつけます。

◎リストアップ例

興味ある仕事 惹かれた理由 興味の順位
消防 現場で身体を張って人々を救いたい 1
予防 火災予防に取り組み、人々の不安を解消したい 2
救急 一人でも多くの命を守りたい 3

◎参考

消防士の仕事内容や職種について詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。

→大変だけどやりがい抜群!消防士の仕事内容とは?
→消防士にはどんな職種・業種・配属先がある?

③志望動機を文章にする

志望動機の書き方

最後に、ステップ①で作成した「自分だけの志望理由」とステップ②で作成した「やりたい仕事リスト」をもとに、志望動機を文章に変換します。文章にする際は、「結論→理由→具体例→まとめ」の順番で書くと相手に納得感を与えやすい構成になります。

志望動機のテンプレート

文章を書くのが苦手な方は、下記の「テンプレート」に当てはめて書けば、自動的に筋道の通った志望動機が完成します。

(1)結論

「私が消防士を志望する理由は、●●●を通じて、✕✕✕したいからです。」

消防士になって何をやりたいのか冒頭で述べる。

(2)理由&具体例

「なぜなら、私は●●●の経験(出来事)を通じて、✕✕✕という考え(問題意識)を抱きました。」

「そして、●●●(志望先)は✕✕✕できる点で、私の考える△△△を実行するのに適した仕事だと考えます。」

結論に至ったきっかけや根拠を具体的に書く。

(3)まとめ(結論)

「●●●の経験で培った✕✕✕の強みを活かし、△△△や◯◯◯に貢献したいと強く思い、志望しました。」

最後に、消防士にふさわしい強みや能力をアピールし、全体を締めくくる。

地元以外の地域を志望するケース

消防士の採用は地域別なので、「なぜ、その地域で働きたいのか?」といった点を上手く盛り込むことで、プラスの評価を得られます。

地元の場合は「生まれ育った地域を守りたい」だけでも、充分に納得してもらえるでしょう。しかし、受験先が地元でない場合、それなりの理由を述べないと説得力に欠けてしまう恐れがあります。

例えば、以下のような表現を用いてみてはどうでしょうか。

●●●市を選んだ一番の理由は、自然文化財に選ばれた美しい街並みと、そこで暮らす人々を災害から守りたいと思ったからです。消防の仕事を通じて、未来の子供たちに美しい風景を受け継いでいきたいです。
●●市は、河川や埋め立て地も多くさまざまな問題を抱えた都市です。災害に弱いと言われる●●市で、多くの課題に取り組むことは非常にやりがいがあると感じました。

あくまで一例になります。自分なりに、その地域や消防に関する特徴を調べ、明確にその土地で働きたい理由を考えてみましょう。

まとめ

いかがでしたか。今回は、魅力的な「志望動機の作り方」について書きました。

採用担当が一番に知りたいのは、「なぜ、数ある職業の中から消防士を選んだのか?」「本当に、消防士として働く意欲はあるのか?」の2点です。

究極、体力に自信があり命を救いたければ、医者でも警察官でも良いのです。そこで、消防士でなければいけない理由を明確にし、自分だけの言葉で伝えることが大切になります。

あなたの志望動機は、あなたにしか作れません。頑張ってくださいね。

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